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火災2020.07.07
工場のレイアウトは様々なパターンがあるが、工場内の大空間に生産設備・機器がずらりと並んでいるものが比較的多いパターンとして見受けられる。製造部品の複雑化に伴い、生産設備・機器側もより複雑高度化し、より高額なものとなっている。今回は開放した精密加工エリアへの最適な火災対策としてどのような消火器を検討すべきかについて考えていきたい。
工場内において、製造プロセスの順番に設備・機器が並び、製品が流れていく状況は最もよく見かける光景であろう。製造品目の大きさによっては、工場建屋の大きさもあわせて大きくなり、大空間の中に生産設備・機器を並べて配置することで効率の良い生産を実現しているものと考える。
また、設備・機器については、工場内の高額な資産となるため、火災発生時に火は消すことができても、副次的に消火薬剤などで設備・機器が破損してしまってはそれが最適な火災対策としては不十分であるとは言えないと考える。
それでは、開放した精密加工エリアに対する火災対策はどのように考えればよいか。最も良い対策としては火災発生後に生産を早期復旧させ、設備・機器に対するダメージを極限まで減らす消火方法を考えることではないだろうか。世の中に普及しているABC粉末消火器に使用されている粉末消火薬剤は、消火能力と市場における流通性の高さから法定設置に選ばれることが多い。しかしながら、今回は高額の設備・機器が対象であることから、万が一誤放射が発生したとしても、機器の損害を最小限に留め、早期復旧を見据える必要がある。火災が発生したとしても高額機器は何としても守るべきという目線に持てば、より最適な消火器選定を検討すべきであると考えて頂けるのではないだろうか。
以上を踏まえ、当社が考える精密加工エリアへの最適消火器をご紹介したい。
最適消火器:二酸化炭素消火器
最大の特徴:不活性で安定した二酸化炭素消火薬剤を使用しているので、金属・電気機器類・油に対して化学変化を及ぼさず、すべて気化することから放射後に何も残さないクリーン消火が可能。
製品紹介ページ:https://hatsuta.co.jp/fire_extinguisher/co2.php
「標準仕様書」「取扱説明書」などはこちらよりご覧頂けます。
製品画像はこちら
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開放した精密加工エリアの火災対策として実際に以下のようなご相談を頂いているので、代表的なものをご紹介したい。
いずれのお客様も火災を何とかしたい思いもさることながら、高額機器への影響を極限までゼロにしたいという思いが強いのを感じて頂けるのではないだろうか。
『消火薬剤による汚損の心配のない二酸化炭素消火器を工場内に配置したい。』
『ABC粉末消火器はすでに設置されているが、付加設置としてまずはクリーンな二酸化炭素消火器を使うことと社内ルール化したい。』
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