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火災は突然発生し、甚大な被害をもたらします。そのため、消防設備点検を適切に実施することは、施設の安全確保において欠かせません。本記事では、消防設備点検の必要性や具体的な点検内容、点検会社選びのポイントについて詳しく解説します。
消防設備点検は、万が一の火災発生時に備え、設備が正常に作動するかを確認するためのものです。法令に基づいた定期点検が義務付けられており、未実施の場合、以下のリスクが発生します。
罰則や行政指導
消防法違反により、是正命令や罰則が科せられる可能性があります。
火災保険の適用外
点検未実施が原因で設備が正常に作動しなかった場合、保険金が支払われないことがあります。
火災時の被害拡大
消防設備が正常に作動しなければ、火災の初期対応が遅れ、被害が拡大する恐れがあります。
消防設備点検は、火災時の安全性を確保するために消防法(第17条3の3)に基づき義務付けられており、建物の用途や規模に応じて定期的に実施する必要があります。主に以下の2種類の点検があります。
(1) 機器点検(6ヶ月に1回)
各消防設備が個別に正常動作するかを確認する点検です。点検項目の一例は以下の通りです。
・消火器の圧力計の異常、外観の損傷、製造年からの経過年数の確認
・火災報知器(煙・熱感知器)の動作チェック、電源の確認
・屋内消火栓のホースやノズルの損傷有無
(2) 総合点検(1年に1回)
消防設備が火災時に連動して正しく機能するかを確認する点検です。点検項目の一例は以下の通りです。
・火災報知器が作動した際に警報が正常に発報されるか
・消防用水や消火ポンプが適切に機能するか
・スプリンクラーが火災感知時に適切に散水されるか
・避難誘導灯が点灯し、避難経路を適切に照らすか
点検結果の報告義務
点検後は「消防用設備等点検結果報告書」を作成し、建物の管轄消防署へ3年ごと(特定防火対象物は1年ごと)に提出する義務があります。報告を怠ると、行政指導や罰則の対象となる場合があるため注意が必要です。
・消防設備点検は専門的な知識と技術が求められるため、信頼できる会社を選ぶことが大切です。
点検会社選びの際には、以下のポイントを確認しましょう。
・消防設備士の資格を有しているか
・過去の点検実績が豊富か
・点検後の設備に対して改修工事や安全対策に関する相談ができるか
・品質管理体制がしっかりしているか(記録管理の徹底)
適切な点検会社を選ぶことで、安心して消防設備の管理を任せることができます。
消防設備の法定点検に加え、火災リスクを低減するための火災リスク診断サービスを提供しています。
【特長】
・日頃気づかない潜在的な火災発生リスクの「見える化」
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お問い合わせは、当社までお気軽にご連絡ください。
消防設備点検は、施設の安全を守るために欠かせない重要な取り組みです。法定点検を適切に実施し、信頼できる点検会社を選ぶことで、万が一の火災発生時も人命を守ることができます。
当社では、消防設備の点検・保守だけでなく、工場や倉庫を対象とした火災リスク診断も行っております。
お客様個別の火災発生リスクを発見し、その後の安全対策強化のお手伝いをさせていただきます。
皆様のお問い合わせをお待ちしております。
詳しくはこちら:初田製作所の火災リスク診断サービス
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